《竜王国》
竜人の女武官エメラルドは、恋に、仕事に――と忙しく、命がけの毎日だ。
竜王都では、数年前に王宮と神殿の間で政治的見解が決裂して以来、ずっと激しい武力衝突が続いているのだ。
そんな或る日、恐るべき『バーサーク竜』が、神殿エリアの中に発生したとの警報が上がる。
対バーサーク戦に緊急出動するエメラルド。それは、エメラルドの《宿命》を――そして《運命》を、大きく変えてしまう出来事となった。
暁闇剣舞姫(HTMLテキスト版、概算ファイル量:700KB)
(1)「竜王都争乱〜狂戦士」(2)「行き行きて、その時」(3)「近くて遠き者たちを」(4)「運命のスイングバイ」(5)「―凶星、是か非か―」(6)「深き淵に星は巡りて」(7)「悠かなり雪白の連嶺」
《竜王国》
大陸の巨大山岳地帯に栄える竜王国。内乱の続いた竜王国を救い、位人臣を極める英雄将軍も、今や老境に足を踏み入れつつある。
しかし、世代交代が進む中、多くの血を流した日々の記憶は今なお生々しい。急ピッチで国家再建が続く竜王都――内乱を主導した勢力の残党が、なおも陰謀を巡らしつつ、ひしめく所。
遠い飛び地の辺境から上京して来た一人の竜人少女の、ささやかな成長物語。
◆Part.1「竜王国と竜人たち」全64頁
《画像一括版1》―《画像一括版2》
◆Part.2「布陣*師匠と弟子」全64頁
《画像一括版1》―《画像一括版2》
◆Part.3「予兆*攻撃と防御」全64頁
《画像一括版1》―《画像一括版2》
◆Part.4「往還*邂逅流星群」全96頁
《画像一括版1》―《画像一括版2》
【解説】小説版『宿命の人 運命の人―暁闇剣舞姫―』の後の時代の物語です。
竜王国内乱で生き残った人々や次世代の人々による群像劇です。その意味では『―暁闇剣舞姫II―』でもあります。
《獣王国》
見知らぬ場所だ。広々とした庭園の中の噴水広場らしい。
目の前でウルフ耳にウルフ尾を付けた人が激怒していて、長剣を突きつけて来て「暗殺者か」と問う。何故だ。やって来た人たちも、皆ウルフ耳にウルフ尾!
ここは獣人ウルフ族の国みたい。訳が分からないままに、拷問のための地下牢に放り込まれてしまい…ミステリとサスペンスに揉まれながらも、
記憶喪失かつ傷だらけになった一人のウルフ族少女が、持ち前のガッツで謎と記憶を解き明かしつつ、新たな人生の道を見つけていく話。
◆part.01「水のルーリエ*1」
(1)見知らぬ噴水
(2)疑惑と恫喝
(3)地下牢
(4)陰謀めいた話
(5)魔法使い治療師
(6)今、起きている事
◆part.02「水のルーリエ*2」
(1)変身魔法を目撃す
(2)総合エントランス
(3)中庭広場
(4)髪の下にある謎は
(5)微妙に気になる噂
(6)青いドレスと少女
◆part.03「密室の謎と謎の襲撃*1」
(1)朝の会話:王子と王女
(2)再びの噴水広場にて
(3)偶然の取っ掛かり
(4)宮殿ゲートを通過する
(5)王妃の中庭:密室の中の姫
(6)三尖塔の見える回廊にて
◆part.04「密室の謎と謎の襲撃*2」
(1)不意打ちのような襲撃
(2)事件の後の長い夜-前
(3)事件の後の長い夜-中
(4)事件の後の長い夜-後
◆part.05「不穏な昼と眠れない夜*1」
(1)涙ながらの相談と検討
(2)持ち込まれて来た奇妙な噂
(3)雨天決行なブラ下がり
(4)血みどろの点と線
(5)たまゆらの銀の夜を過ぎて
(6)偶然と必然の場外乱闘
(7)閲兵式の表と裏-前
◆part.06「不穏な昼と眠れない夜*2」
(1)閲兵式の表と裏-中
(2)閲兵式の表と裏-後
(3)物思う夜、すずろなる朝のひととき
(4)半可通たちの急展開-前
(5)半可通たちの急展開-後
(6)微妙に尾を引く決着
◆part.07「可能性と選択肢*1」
(1)夕食会を兼ねた報告会-前
(2)夕食会を兼ねた報告会-後
(3)遠き記憶の夜の底-前
(4)遠き記憶の夜の底-後
(5)城下町へ繰り出して
(6)過ぎ去りし日の面影
◆part.08「可能性と選択肢*2」
(1)結婚式と公園のパーティー
(2)変態な魔法道具トラブル
(3)モンスター襲撃の夕べ-前
(4)モンスター襲撃の夕べ-後
(5)謎は続く、どこまでも
◆part.09「因縁の発生せし処*1」
(1)夜明け前の地下牢より
(2)天球-暁星エオスの空の下
(3)容疑者たちの証言
(4)紫金の色のファム・ファタル
(5)秘密会談な昼食会
◆part.10「因縁の発生せし処*2」
(1)謎と黙示のスクランブル-前
(2)謎と黙示のスクランブル-後
(3)ささやかな突破口
(4)正解と誤解が行き違って決闘
(5)もうひとつの過去の情景
◆part.11「深く沈める謎の通い路*1」
(1)けぶり降りしきる雨が下
(2)違和感に満ちた光景
(3)ランチトーク:噂話を小耳に挟む
(4)予期せぬ遭遇そして尾行
(5)怪しき行き先を突き止めて
(6)大暴走と大脱出
◆part.12「深く沈める謎の通い路*2」
(1)謎の少年、遂に現る
(2)地上の騒動、地下の路道
(3)不意打ちの衝撃と疑惑
(4)事実と真実の地下迷宮
(5)汝が心いずこに在りや
(6)表面化した事しない事
(7)最初の、かの日の目撃談
◆part.13「もつれた意図と謎の追跡*1」
(1)手術、或いは高難度クエスト
(2)宿業の縁は今も巡りて
(3)魔法使いと魔法道具
(4)中庭広場、再会と奇遇と困惑と
(5)アンティーク魔法道具のミステリー
◆part.14「もつれた意図と謎の追跡*2」
(1)晴れた昼下がりの笑劇-前
(2)晴れた昼下がりの笑劇-後
(3)追憶は夕べの風と共に-前
(4)追憶は夕べの風と共に-後
(5)星に願いを、裏の高難度クエスト
◆part.15「予兆:風雲、急を告げる」
(1)目下の問題点の提示と検討
(2)古代遺物-雷撃扇
(3)窓の外には怪しい人影
(4)ラウンジ-もうひとつの邂逅-前
(5)ラウンジ-もうひとつの邂逅-中
(6)ラウンジ-もうひとつの邂逅-後
◆part.16「かく示された連鎖*1」
(1)朝の会話-選択と行動が分けたもの
(2)容疑者たちの証言のおさらい
(3)王妃の中庭-密室の答え
(4)再びの地下牢
(5)地下牢-前哨戦-前
(6)地下牢-前哨戦-中
(7)地下牢-前哨戦-後
◆part.17「かく示された連鎖*2」
(1)今ひとたびの邂逅と分岐
(2)追いつ追われつ-前
(3)追いつ追われつ-後
(4)大広間-右や左の緒戦展開-前
(5)大広間-右や左の緒戦展開-後
(6)入れ替わり立ち替わり-前
(7)入れ替わり立ち替わり-後
◆part.18「凶星乱舞曲」
(1)怪しすぎる控え室
(2)注文の多い曲がり角-前
(3)注文の多い曲がり角-後
(4)尾行する者、問答する者
(5)にわか裂け目を分け出でし
(6)天窓の上と下、四方の対決-前
(7)天窓の上と下、四方の対決-後
◆part.19「敷波の行方*1」
(1)対決の後のミッシング・リンク-前
(2)対決の後のミッシング・リンク-後
(3)移動は捕り物を添えて-前
(4)移動は捕り物を添えて-後
(5)捕り物の残りと、その後
(6)表と裏の時系列-前
(7)表と裏の時系列-中
(8)表と裏の時系列-後
◆part.20「敷波の行方*2」
(1)奪い、また与えしもの-前
(2)奪い、また与えしもの-後
(3)虚実の狭間の結節点-前
(4)虚実の狭間の結節点-後
(5)暮れなずむ二重の情景-前
(6)暮れなずむ二重の情景-後
(7)それぞれの岸辺
(8)名も無き補遺
一人の老庭師が急死した。彼は20年以上前に唯一の子を失った、寂しい老人であった筈だった。しかし、老庭師にして老紳士は自分の有する白亜の豪邸のオーナー権を、その子孫に譲るという遺言書を残していたのだ!
その遺言書に導かれて、老庭師を祖父に持つ娘ルシールは、亡き母の思い出話に聞くのみだった故郷、上流貴族クロフォード伯爵の領地を訪れる。見知らぬ父が居るのかも知れない。
だが裏街道のギャングたる遠縁の叔父が明かす所によれば、亡き母は、不倫の末にルシールを妊娠し、不可解な蒸発事件を起こして失踪していたらしい……
ついに真実を語らぬまま逝った母、沈黙したまま逝った祖父……
母が愛した人は誰だったのか?
祖父は何を知っていたのか?
クロフォード伯爵にも、その息子リドゲート卿にも……名門クロフォード伯爵家そのものにも、何やら不穏な事情があるようで……?!
一方でリドゲート卿も、謎の多すぎる娘ルシールの事が気になって仕方がない。伯爵邸の庭師も務めていた故・老紳士の孫娘……平民クラスの領民の一人でしかないのに。
深い雪闇の中に交差しつつも封印されてしまっていた運命が……長く秘められていた謎が、記憶が、愛が、時を超えて今、動き出す。
◆小説版.本編―《花の影を慕いて/2023.05.03改稿》
◆脚本版.試作―《花の影を慕いて/脚本形式》
序章「雪闇のプロローグ」
コミック版2頁
[画像一括版]
第一章「ミステリー・クロス」
コミック版56頁
[画像一括版1]
[画像一括版2]
第二章「忘れえぬ面影」
コミック版64頁
[画像一括版1]
[画像一括版2]
[画像一括版3]
第三章「庭園ラプソディ」
コミック版64頁
[画像一括版1]
[画像一括版2]
[画像一括版3]
第四章「レディ・アメジスト」
コミック版64頁
[画像一括版1]
[画像一括版2]
[画像一括版3]
第五章「仮面舞踏会」
コミック版64頁
[画像一括版1]
[画像一括版2]
[画像一括版3]
第六章「追憶ラビリンス」
コミック版64頁
[画像一括版1]
[画像一括版2]
[画像一括版3]
第七章「時の娘」
コミック版92頁
[画像一括版1]
[画像一括版2]
[画像一括版3]
[画像一括版4]
終章「夕映のエピローグ」
コミック版4頁
[画像一括版]
◆小説版.余話『「春の事件」前日談…少年と子犬のランデブー』
◆小説版.余話『君が緑の目を見ざりせば(スピンオフ昔語り)』
◆物語と平行する詩歌作品(当サイト制作)「花の影を慕いて」
【妖怪隠密・猫天狗が笑う!〜ウサミミ地蔵の不可思議を起こせし事】
道照(どうしょう)は、豪雪地帯の山腹にポツンとある寺社で修行する青年僧だ。
師匠と兄弟子は、お国のお殿様からの急な仕事の依頼で山を降りており、道照が一人で留守番をしている。
静かな留守番の日々…の筈だったが、その日、吹雪の夜が明けると――山の方からデカい雪玉が転がって来て、お堂に突っ込んで来たのだ!
その雪玉の正体は…そして、続いて寺社の居候となった謎のウサミミ少女の背後には、何やら不穏な事情があるようで…?!
【妖怪探偵・猫天狗が飛ぶ!〜波打ち際の"禊"事件】
「あなたの死亡原因は?」と聞かれた。しかも死亡報告書によれば「不明ながら殺人の可能性あり」なる追記項目があるそうだ。
この事実に納得できない古代博士は、99歳の老体にむちうって自分の死亡原因の解明に乗り出した。
霊体になった古代博士の協力者は、妖怪変化・6本の尾を持つ猫天狗。猫天狗は、古代博士を助けて、八面六"尾"の大活躍をする!
【妖怪探偵・猫天狗が走る!〜ご近所様の殺人事件】
目暮啓司(めぐれ・けいじ)は天才プロフェッショナルな空き巣だ。
今日のターゲットに定めたのは、閑静な住宅街。いつものように人通りが少なくなる時間帯、目暮啓司はサラリーマンに変装し、住宅街に乗り込んだ。
ふとしたことで、ある会話をこっそりと見聞きする目暮啓司。その後ろでは、奇怪な灰色ネコが金色の目をピッカピカと光らせていた!
次々起こる想定外の出来事の末に、何故か目暮啓司はカレーをご馳走になったが…その時、近所の家から叫び声がした。
「人殺しだ!」殺人事件発生か?!
【猫天狗が光り舞う!〜不惑の年のボーイ・ミーツ・ガール事件(海外版)】
リゼール・グラントも、もう不惑の40歳。「こんな素敵な中古物件があるのよ!」という熱いプッシュがきっかけで、大きなネコと一緒に住める念願のマイホームをゲットする。
いわくつきの物騒な訳あり物件、化け猫屋敷だと言うけれど、すでに過去の話のはず。だが、しかし。
銀行強盗に、怪人の出現に、化け猫に、近所トラブルも転がり込んで来て…リゼールに穏やかな明日は来るのか!
妖怪探偵な猫天狗、海外でも八面六「尾」の大活躍をする!
【猫天狗が光る!〜密室の窓を金魚と泳ごう】
元・天才プロフェッショナル空き巣の目暮啓司(めぐれ・けいじ)は、今は探偵事務所に勤める新人探偵だ。
今回の任務は張り込み。闇取引の現場を押さえ、ターゲットの容疑者を追い詰めるのだ。
だが容疑者は大爆走し消失。しかも瞬く間に怪異な密室の死体となっていた!
次に、死亡現場である金魚の釣り堀で、金魚の大量死事件が発生!これらに関連はあるのか。事件の全容は、いったいどうなっているのか。
目暮啓司(めぐれ・けいじ)の相棒にして妖怪探偵・猫天狗が、神技の大活躍をする!