深森の帝國§総目次 §物語ノ本流 〉第二部.第二章(頁.1)

第二部 第二章 頁.1.早朝の庭先

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水無月の三十日、夏越の祓なる行事あり。夏越とは言いつつも、夏の最中なり――『照泉鏡』

爽やかな早朝、カモさんに割り当てられていた棟の庭先に、御影が荷物運搬用の馬を連れてやって来た。

澄江御前は早速、来客に気付き、縁側に迎えに出た。 「あら!随分早く起きて来られたのね」と声を掛ける澄江御前である。 そして澄江御前は、テキパキと、かねてから用意してあった荷物を次々に縁側に持ち出した。 「御影さんに度々荷物を持たせる事になって、本当に申し訳ないけど」と言いながらも、 荷物の量はあっという間に増えて行った。

御影は圧倒されながらも、「カモさんの頼みとあらば」と呟くのみである。

同じ頃、カモさんの棟に通じる道を、坂崎家の兄妹2人が急いでいた。


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