深森の帝國§総目次 §物語ノ本流 〉第一部 第一章(頁.4-5)

第一部 第一章 頁.4-5.不意に、地震発生…空を横切る異様な幻獣

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鏡が茶をもう一服しているところに、不意に地震発生。かなり大きく、震度4強〜5弱程度。 揺れがしばらく続き、民家が大きな音をたててきしんだ。しかし、造りが確かであったらしく、損傷は無し。 カモさんは「だいたい収まったようだな?」と辺りの様子を探り始めた。 「この頃地震が多いですねえ、そのうちでかいのが来ても驚きませんよ、あたしゃ」と無欲庵。

何とは無しに奇妙な雰囲気が流れ、鏡はふとした気配を感じて、その方向を見やった。

彗星のような白い炎…たくさんの長い尾を持った何らかの獣のような巨大な幻影が、高い空を横切ってゆくのが見えた。 ざわざわした空気――狗(コマ)?狐?と目を凝らして見ていると、 一瞬、幻獣の目と合った。やがて白い幻獣は炎の渦を巻きながら、山の向こうへ消えてゆく。

「あれは何ですか?長い尾をした…」、「見えたのか?!」…二人の意外に強い反応に戸惑う鏡である…


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